帰国して1か月、テレビを見ていない


帰国して、もうすぐ1か月になる。

気づけば、私は一度もテレビをつけていない。

ニュースも見ていない。

情報がまったく入ってこないわけではない。スマホを開けばネットニュースは流れてくる。でも、以前のように細かく読むことはなくなった。タイトルを少し見る程度で、気にならなければそのまま閉じる。

不思議なことに、それで特に困っていない。

むしろ、頭の中が静かになった気がしている。

以前は、「情報を知っておかなければ」という感覚がどこかにあった。世の中で何が起きているのか、話題についていかなければならないような空気も感じていた。

でも、パリで生活していた時、少し感覚が変わった。

毎日の関心はもっと小さなところにあった。

今日はどこのスーパーに行こうか。
どの道を走ろうか。
パンはどれを買おうか。
コーヒーをどこで飲もうか。

そういう生活そのものが、十分面白かった。

情報を追いかけるより、自分で歩き、見て、感じることのほうが、ずっと豊かに思えた。

帰国後も、その感覚が続いている。

今の私は、ニュースを見なくても、毎日の生活の中に考えることがたくさんある。

ジムで体の変化を観察したり、語学を勉強したり、スーパーで食材を見たり、ブログを書いたり。

その時間のほうが、私には大事だ。

もちろん、必要な情報はこれからも入れると思う。でも、四六時中ニュースを追い続ける生活には、もう戻れない気がしている。

情報を減らしたら、感覚が戻ってきた。

最近はそんなふうに感じている。

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