ギリシャ語をもっと早くからやっておけばよかった。
試験が近づいてきて、ふとそう思った。
でも正直に言うと、なかなか手がつかなかった。
やろうと思えばできたはずなのに、なぜか動かなかった。
最初はただの好奇心だった。
フランス語を学ぶ中で、まったく違う言語にも触れてみたいと思ったのがきっかけだ。
深い理由はない。ただ「ちょっと面白そう」と思っただけ。
だからこそ、最初は軽かった。
やらなければいけないものではなく、「できたらいいな」くらいの存在。
その距離感のまま、時間だけが過ぎていった。
気づけば試験が近づいていた。
そこでやっと、手をつけ始めた。
遅いと思った。でも同時に、「今からでもいいか」とも思えた。
完璧にやろうとするのをやめた。
代わりに、できることだけやることにした。
・1日1〜3文だけ書く
・内容はシンプルでいい(食べた、行った、見た)
・翻訳して、音読する
それだけ。
「ギリシャ語を勉強した」
「レストランでピザを食べた」
そんなレベルの文章でも、実際に書いてみると手応えがある。
むしろ、このくらいがちょうどいい。
やってみて気づいたのは、
人はタイミングが来ないと動けないということだ。
もっと早く始めることもできたかもしれない。
でも、そのときの自分は動かなかった。
それが現実だった。
そして今は、動いている。
それで十分なんだと思う。
語学学習は、早さよりも「続けられる形」の方が大事だ。
無理に頑張るよりも、自然に手が伸びるやり方の方が、結局は遠くまでいける。
ギリシャ語は、まだ始まったばかり。
試験もどうなるかわからない。
でも、今のやり方なら続けていける気がしている。
少なくとも、あの「何もしていなかった状態」からは抜け出した。
それだけでも、十分な一歩だと思っている。