「合格できればいい」から始まった、今の語学学習


明後日、私はギリシャ語試験のために東京へ向かう。
その次の日が試験本番だ。

以前の私なら、直前になって焦っていたと思う。
もっと勉強しなければ。
もっと覚えなければ。
まだ足りない。
そんなふうに、自分を追い込んでいたかもしれない。

でも今は少し違う。

もちろん合格はしたい。
できれば受かりたい。
でも、それ以上に感じているのは、「語学はすぐ結果が出るものではない」ということだ。

だから今回だけで終わりではなく、次の試験も受けるつもりでいる。

今日も早朝ジムへ行き、筋トレとランニングをした。
シャワーを浴びてから、スーパーへ向かい、ワインとお菓子、ストック用のインスタントコーヒーとミルクを買った。

合計1600円ほど。

昔なら、こんな金額は気にも留めなかったかもしれない。
でも今の私は、ほとんどお金を使わない生活をしているので、「今日は少し大きな買い物をしたな」と感じた。

そして帰宅後、私は「この1600円を何に使ったのか」を改めて確認していた。

ワインは土曜日のため。
お菓子も今日くらいはいいかなと思った。
コーヒーとミルクは、これからの生活を支えるためのストック。

ただ消費したわけではなく、今の自分の生活に必要なものだった。

最近の私は、「高いか安いか」だけではなく、「自分の生活に合っているか」で物を選ぶようになっている。

これは、パリ生活の影響かもしれない。

パリ で暮らしていた頃、私は「あるもので工夫する」という感覚を覚えた。
スーパーが遊び場のようだった。
限られたものを観察しながら、自分の生活を整えていく感覚が楽しかった。

その感覚が、日本に戻ってからも少しずつ続いている。

そして語学学習も、同じなのだと思う。

短期間で完成させるものではなく、生活の中で積み重なっていくもの。
毎日少しずつ触れながら、長い時間をかけて自分の中に根付いていくもの。

だから今は、焦って詰め込むよりも、
好きなことをしながら、合間に勉強するくらいがちょうどいい。

ワインを飲みながら単語を見る。
少し音読する。
疲れたらやめる。

そんな試験前があってもいいのかもしれない。